未来のトップ選手へ「スタッド・フランセ・オープン」でオトリエ龍馬がベスト16
14歳以下の選手によるクレーコートの国際大会「スタッド・フランセ・オープン」(フランス・パリ)が開催。日本から出場したオトリエ龍馬(Team Rise)が3回戦進出を果たした。
【動画】オトリエ龍馬が地元フランス選手を破ってベスト16
「スタッド・フランセ」は、フランス・パリに拠点を置く1883年に創設された歴史あるスポーツクラブ。テニスにおいて、「全仏オープン」が開催される会場の名称は、スタッド・フランセがフランステニス連盟に敷地を譲る際に、スタッド・フランセの友人でメンバーだった飛行家、ローラン・ギャロスにちなんだものである。
「スタッド・フランセ・オープン」は、1990年より開催されており、クレーコートにおける14歳以下の世界最高峰の大会で、世界各国から将来有望なジュニアが集まる。
2003年には錦織圭(ユニクロ)も出場し、リシャール・ガスケやガエル・モンフィスらフランス勢のみならず、アレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)やキャスパー・ルード(ノルウェー)らも大会に出場。女子では「全仏オープン」で通算4度のタイトルを獲得しているジュスティーヌ・エナンやイガ・シフィオンテク(ポーランド)、パリ五輪金メダリストのジェン・チンウェン(中国)などクレーコートでの活躍が著しい一流選手らが出場してきた。
フランス人と日本人のハーフであるオトリエは、昨年開催された12歳以下の全国選抜ジュニア、全国小学生、全日本ジュニアのタイトルを獲得し3冠を達成。14歳以下となった今年も全国選抜ジュニアを制している。
第35回大会となった今大会、初戦で台湾選手を6-4,7-6(3)で下すと、この日は地元フランス選手を6-4,6-4で撃破しベスト16入りを決めた。