綿貫陽介、「ナショナル・バンク・オープン」2回戦進出


男子ツアー「ナショナル・バンク・オープン」(カナダ・トロント/ATPマスターズ1000)シングルス1回戦が現地7月28日に行われ、予選を勝ち上がった綿貫陽介(SBCメディカルグループ/世界ランク158位)は、ダニエル・アルトマイヤー(ドイツ/同58位)を3-6,6-1,6-4と逆転で破り、2回戦進出を果たした。

【画像】綿貫陽介が初戦突破「ナショナル・バンク・オープン」男子シングルス組み合わせ

昨年の膝の怪我により大きくランキングを落とした27歳の綿貫は、今年3月のATPマスターズ1000インディアンウェルズで予選から快進撃を続けてベスト16入り。
チャレンジャー大会で着実にポイントを積み重ねて、一時は375位まで落ちたランキングを158位まで戻している。

予選でダリボル・スブルチナ(チェコ/同120位)をフルセットで破って、今大会初の本戦に足を踏み入れた。

アルトマイヤーとの初戦では、第1セットを失ったものの、第2セットは攻撃的なリターンやストロークだけでなく、安定した守備面も披露し6-1でセットを取り返す。

最終セットも第1ゲームでアルトマイヤーのバックハンドを狙ってミスを引き出すと、最後はフォアハンドウィナーを放ってブレークに成功。先手を奪うと、その後のピンチをしのいで6-4と逆転で2回戦進出を決めた。

2回戦では第7シードのフランシス・ティアフォー(アメリカ/同12位)と対戦。2人の対戦成績は1勝1敗となっており、2023年のATPマスターズ1000マイアミではティアフォーが6-7(5),7-6(3),6-4で、2025年ATPマスターズ1000インディアンウェルズでは綿貫が6-4,7-6(6)でそれぞれ勝利している。
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