大坂なおみ、2本のマッチポイントをしのいで逆転勝ちし3回戦へ

女子ツアー「ナショナル・バンク・オープン」(カナダ・モントリオール/WTA1000)シングルス2回戦が現地7月30日に行われ、大坂なおみ(フリー/世界ランク49位)は、第13シードのリュドミラ・サムソノワ(同16位)を4-6,7-6(6),6-3の逆転で破り、同大会6年ぶりに3回戦進出を果たした。

【動画】大坂なおみ 我慢の展開も世界16位に逆転勝ち!WTA1000モントリオールで3回戦進出 マッチハイライト

27歳の大坂は、27日に昨年9月からタッグを組んできた名コーチのパトリック・ムラトグルー氏との契約を解消。
WTA公式サイトによると、元世界2位のアグニエシュカ・ラドワンスカや元世界1位のイガ・シフィオンテクらを指導してきたトマス・ビクトロフスキー氏が試験的にチームに加わり、この日から陣営席に座った。

今大会初戦で地元カナダのアリアナ・アルセノー(同515位)を6-4,6-2で下し2回戦に進んだ大坂。2回戦では、直接対決で2勝2敗とし、今季3度目の対戦となったサムソノワと対戦した。

第1セット、第1ゲームでブレークされた大坂は、持ち直したもののサムソノワの好サーブ、キレのあるフォアハンドを前に追いつくことができず4-6でセットを失うと、第2セットも先にリードを許す。

サムソノワの攻撃を受け続ける我慢の展開となった大坂。それでも4-5の第10ゲームで2本のマッチポイントをしのぎ、ブレークポイントを握るとサムソノワがダブルフォールトし土壇場で追いつく。勢いのままタイブレークを制してセットカウント1-1に。流れを引き寄せ、最終セットでも相手の攻撃をしぶとく返球し続けて、計3度のブレークに成功。2時間37分の激闘をものにし、逆転勝ちで3回戦進出を決めた。

試合後には「彼女(サムソノワ)は立ち上がりからすごく攻めてきていて、完全に圧倒されてしまった。自分でもウィナーを打つべきか迷っていたけど、しばらくしてからはとにかくボールをコートに返すことに集中していた」と振り返った。

3回戦では過去2度の対戦で大坂の2勝0敗としている第22シードのエレナ・オスタペンコ(ラトビア/同26位)と対戦する。
編集部おすすめ