綿貫陽介、世界12位ティアフォーに一歩及ばず逆転負けで2回戦敗退


男子ツアー「ナショナル・バンク・オープン」(カナダ・トロント/ATPマスターズ1000)シングルス2回戦が現地7月30日に行われ、予選を勝ち上がった綿貫陽介(SBCメディカルグループ/世界ランク158位)は、第7シードのフランシス・ティアフォー(アメリカ/同12位)に6-1,5-7,6-7(5)と接戦の末に敗れ、3回戦進出とはならなかった。

【動画】綿貫陽介 世界12位ティアフォーに逆転負けを喫し3回戦進出ならず マッチハイライト

昨年の膝の怪我により大きくランキングを落とした27歳の綿貫は、今年3月のATPマスターズ1000インディアンウェルズで予選から快進撃を続けてベスト16入り。
チャレンジャー大会で着実にポイントを積み重ねて、一時は375位まで落ちたランキングを158位まで戻している。

予選でダリボル・スブルチナ(チェコ/同120位)をフルセットで破って、今大会本戦に出場。1回戦でダニエル・アルトマイヤー(ドイツ/同58位)を3-6,6-1,6-4で下している。

2回戦では過去1勝1敗としているティアフォーと対戦。綿貫はタイミングの合ったリターンから積極的に仕掛けて先にブレークする。これにティアフォーはアンダーサーブを使って崩そうとするが、綿貫も落ち着いて対応するなど、1-1から5ゲームを奪い、26分で第1セットを奪う。

第2セットもサービスゲームを続けた綿貫は、攻撃的な姿勢を崩さずに第7、第11ゲームで計5度のブレークポイントを握る。しかし、肝心な所でのリターンミス、ティアフォーの好サーブに阻まれて、ブレークには至らず。5-6でこの日最初のブレークを許してセットを失った。

最終セットは、互いにチャンスを与えない拮抗した試合展開。サービスキープが続いたままタイブレークにもつれ、綿貫は先にリードを許して追いかけるもあと一歩及ばず。総獲得ポイント数では99対90と上回ったものの、逆転負けを喫し3回戦進出とはならなかった。


大接戦をものにしたティアフォーは、3回戦でアレクサンダー・ブキッチ(オーストラリア/同99位)と対戦する。

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