全米オープンテニスの賞金総額が前年比20%増の約132億円に


8月24日に開幕する「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク)は8月6日、今大会の賞金額を発表。過去最高額となる9000万ドル(約132億円)となり、男女シングルス優勝者には500万ドル(約7億3500万円)が授与される。


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今大会の賞金総額は、昨年の7500万ドルから20%増加し、テニス史上初となる9000万ドルに到達。優勝者にはそれぞれ500万ドル(前年比39%増)が贈られる。

同大会は、全種目・全ラウンドの出場選手に対し、前年比10%以上の増額を実現するように取り組んだという。とりわけシングルスで終盤に勝ち進む選手に、より多くの賞金が配分されるように引き上げている。

そのほかにも出場全選手に渡航補助金の支給や大会指定ホテルの提供、1ラウンドにつき最大5本のラケット張り替え無料など、合計500万ドルのサポートを行うとした。

また、男女・混合ダブルスの賞金も大幅に引き上げており、優勝ペアには100万ドル(約1億4700万円)が授与。男女ダブルスは25万ドルの増加、なんと混合ダブルスは昨年の5倍となっている。

なお、今年の全米オープンの混合ダブルスは、シングルス本戦がスタートする24日に先駆け、19~20日に実施。シングルスランキングの合計で出場権を獲得した8ペアとワイルドカード(主催者推薦)でエントリーした8ペアが出場する。

男子ではヤニック・シナー(イタリア)やカルロス・アルカラス(スペイン)、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)らトップ10のうち9名、女子ではアリーナ・サバレンカやイガ・シフィオンテク(ポーランド)らトップ10から7名がエントリーするなどトップ選手が出場。大坂なおみ(フリー)もニック・キリオス(オーストラリア)とのペアでエントリーしている。

今シーズン、男子ではシナーが全豪オープンとウィンブルドン、アルカラス(スペイン)が全仏オープンを制して、男子トップ2がタイトルを獲得。
女子ではマディソン・キーズ(アメリカ)が全豪オープン、ココ・ガウフ(アメリカ)が全仏オープン、シフィオンテクがウィンブルドンを制すなど混戦模様となっている。

今年最後のグランドスラムとなる「全米オープン」ではどのような戦いを見ることができるだろうか。

<2025年全米オープン男女シングルス賞金額>
優勝:500万ドル(7億3500万円/前年比39%増)
準優勝:250万ドル(3億6700万円/39%増)
ベスト4:126万ドル(1億8500万円/26%増)
ベスト8:66万ドル(9700万円/25%増)
4回戦:40万ドル(5800万円/23%増)
3回戦:23万7000ドル(3500万円/10%増)
2回戦:15万4000ドル(2200万円/10%増)
1回戦:11万ドル(1600万円/10%増)
予選決勝:5万7200ドル(840万円/10%増)
予選2回戦:4万1800ドル(610万円/10%増)
予選1回戦:2万7500ドル(400万円/10%増)

<2025年全米オープン男女ダブルス賞金額>
優勝:100万ドル(1億4700万円/前年比33%増)
準優勝:50万ドル(7350万円/33%増)
ベスト4:25万ドル(3700万円/32%増)
ベスト8:12万5000ドル(1850万円/14%増)
3回戦:7万5000ドル(1100万円/19%増)
2回戦:4万5000ドル(660万円/13%増)
1回戦:3万ドル(440万円/20%増)

<2025年全米オープン混合ダブルス賞金額>
優勝:100万ドル(1億4700万円/前年比400%増)
準優勝:40万ドル(5800万円/300%増)
ベスト4:20万ドル(2900万円/300%増)
ベスト8:10万ドル(1470万円/264%増)
1回戦:2万ドル(300万円/21%増)

※1ドル=147円で換算
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