望月慎太郎、坂本怜、清水悠太が「全米オープン」男子シングルス予選2回戦進出


現地8月19日、「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク)男子シングルス予選1回戦が行われ、望月慎太郎(木下グループ/世界ランク112位)と坂本怜(IMG/同200位)、清水悠太(三菱電機/同209位)が予選2回戦に進んだ。

【画像】「全米オープン」男子シングルス予選組み合わせ

18日から21日まで行われる全米オープンのシングルス予選。
3試合を勝ち抜けば本戦の出場権を手にすることができ、日本人男子では9名が出場している。

ウィンブルドンで予選を突破し、本戦1回戦でも勝利を挙げてグランドスラム初白星を手にした望月は、予選1回戦でユーリ・ロディオノフ(オーストリア/同154位)と対戦。第1セットを1-2から2度のブレークを含む5ゲーム連取で奪ったが、第2セットはサービスキープに苦しんで4-6で落とす。それでも最終セットはリターンゲームで常にチャンスを作った望月。2度のブレークに成功して6-2と、熱戦を制して予選2回戦に進んだ。

今年7月のツアー下部のチャレンジャー大会で2度目の優勝を果たした19歳の坂本は、全豪オープン以来となる2度目のグランドスラム挑戦。テイラー・ジンク(アメリカ/同328位)との初戦では、第1セットを4-6で落とし、第2セットも2度のブレークを許して1-5となる。しかし、ここから坂本が反撃。第8、第10ゲームで幾度となくマッチポイントをしのぎ、ブレークに繋げて7-5でセットを奪取。最終セットは 10ポイントマッチタイブレークを制した。

清水は、島袋将(有沢製作所/同201位)との日本人対決。第1セットをタイブレークの末に失ったが、第2セット以降は島袋にブレークを許さない。
リターンゲームでプレッシャーをかけ続けた清水が、第2セットを6-3、最終セットも6-3で奪って、2年ぶりにグランドスラムで予選2回戦へ駒を進めた。

なお、野口莉央(明治安田/同196位)、内山靖崇(積水化学工業/同227位)は予選1回戦で敗れた。

現地20日は予選2回戦が行われ、日本人男子ではダニエル太郎(エイブル/同167位)や望月、坂本、清水が登場する。

<8月19日の日本人男子試合結果>
●野口莉央(明治安田) 6-3 4-6 3-6 ○ジェイミー・ファリア(ポルトガル/同118位)[15]

●内山靖崇(積水化学工業) 2-6 3-6 ○マイケル・ジェン(アメリカ/同322位)[WC]

○坂本怜(IMG) 4-6 7-5 7-6[10-8] ●テイラー・ジンク(アメリカ)[WC]

○望月慎太郎(木下グループ)[12] 6-2 4-6 6-2 ●ユーリ・ロディオノフ(オーストリア)

○清水悠太(三菱電機) 6-7(3) 6-3 6-3 ●島袋将(有沢製作所)

<8月20日の日本人男子試合予定>(日本時間21日0時に第1試合開始)
・コート6第1試合
ダニエル太郎(エイブル) vs. ヤン・レナード・ストルフ(ドイツ/同145位)[31]

・コート7第5試合
坂本怜(IMG) vs. イグナシオ・ブーゼ(ペルー/同136位)[29]

・コート9第2試合
望月慎太郎(木下グループ)[12] vs. ロマン・アンドレス・ブルチャガ(アルゼンチン/同144位)

・コート14第4試合
清水悠太(三菱電機) vs. ファン・マヌエル・セルンドロ(アルゼンチン/同85位)[4]
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