伊藤あおい、柴原瑛菜が「全米オープン」本戦入りに王手


現地8月21日、「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク)女子シングルス予選2回戦が行われ、予選第3シードの伊藤あおい(SBCメディカルグループ/世界ランク82位)と柴原瑛菜(橋本総業ホールディングス/同130位)が予選決勝に進出。本戦出場まであと1勝とした。


【画像】「全米オープン」女子シングルス予選組み合わせ

18日から21日(降雨順延により22日が予選決勝)まで行われる全米オープンのシングルス予選。3試合を勝ち抜けば本戦の出場権を手にすることができ、日本人女子からは5名が出場している。

全米オープン前哨戦のWTA1000大会において、2大会連続で予選から出場し3回戦に進出した伊藤。トップ10からも勝利を挙げる活躍を見せ、予選第3シードで今大会を迎えた。

予選1回戦で元世界45位のアンナ・レナ・フリードサム(ドイツ/同197位)を6-4,5-7,6-3で破り、予選2回戦ではギオマール・マリスタニー・ズレータ・デ・レアレス(スペイン/同192位)と対戦。

開始から6ゲームを連取して第1セットを奪ったものの、第2セットは一転、3度のブレークを許して1-6で失う。それでも、最終セットはチャンスを確実に活かし、相手のサービスゲームをすべて破って6-1。2試合連続のフルセットマッチを制して、本戦出場に王手をかけた。

また、昨年大会で予選を突破しグランドスラム初勝利を挙げて本戦2回戦に進んでいる柴原は、予選第20シードとして出場。

エレナ・プリダンキナ(同222位)との予選2回戦では、先にリードを許したもののしぶとくサービスキープを続けていくと、4-5のリターンゲームで貴重なブレークバックに成功。拮抗したタイブレークを制して第1セットを奪う。続く第2セットも互いに一歩も譲らず2度ずつサービスゲームを破ってタイブレークへ。
相手のセットポイントもしのいで、柴原が7-6(7)で取り切って、2年連続の本戦へ王手をかけた。

なお、第17シードのレベッカ・マリノ(カナダ/同119位)と対戦した本玉真唯(安藤証券/同181位)は、フルセットの末に敗れている。

<8月21日の日本人女子試合結果>
●本玉真唯(安藤証券) 1-6 6-2 1-6 ○レベッカ・マリノ(カナダ)[17]

○伊藤あおい(SBCメディカルグループ)[3] 6-0 1-6 6-1 ●ギオマール・マリスタニー・ズレータ・デ・レアレス(スペイン)

○柴原瑛菜(橋本総業ホールディングス)[20] 7-6(5) 7-6(7) ●エレナ・プリダンキナ

<8月22日の日本人女子試合予定>(日本時間23日0時に第1試合開始)
・コート10第2試合
柴原瑛菜(橋本総業ホールディングス)[20] vs. バルバラ・グラチェワ(フランス/同83位)[6]

・コート16第1試合
伊藤あおい(SBCメディカルグループ)[3] vs. ジャニス・チェン(インドネシア/同147位)
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