西岡良仁 2連勝中の世界17位ティアフォーにストレートで敗れ初戦敗退
「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク)男子シングルス1回戦が現地8月25日に行われ、西岡良仁(ミキハウス/世界ランク149位)は、第17シードのフランシス・ティアフォー(アメリカ/同17位)に3-6,6-7(6),3-6のストレートで敗れて、同大会6年ぶりの2回戦進出とはならなかった。
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29歳の西岡は、2月の男子国別対抗戦「デビスカップ」以降、左肩や腰の負傷により途中棄権など満足にプレーできず苦しい戦いが続く。
今年最後のグランドスラムとなった「全米オープン」は、8年連続11度目の出場。昨年は、1回戦でミオミール・ケツマノビッチ(セルビア/同45位)と対戦し、最終セット途中で痙攣しコートに倒れ込み、そのまま途中棄権した。
今大会1回戦では、第17シードのティアフォーと対戦。ツアーでは2勝3敗となっており、直近の戦いとなった今年2月の「ダラス・オープン」(アメリカ・ダラス/ATP250)2回戦では、第1セットを3-6で失いながらも、第2セット以降を6-4,6-3で奪って逆転勝ちしている。
第1セット、最初のサービスゲームを落とした西岡は、ティアフォーのバックにボールを集めてミスを引き出してすぐさまブレークバック。ストローク戦で先に展開するティアフォーに対して、我慢強く返球していく。しかし、4-3ではミスなく攻撃を続けたティアフォーが再びブレークに成功し、西岡はそのまま3-6でセットを失った。
挽回したい西岡は、第2セット序盤でリズムよくポイントを獲得し流れを作ると、第4ゲームでブレークする。しかし、直後の第5ゲームでティアフォーの好プレーに、ラブゲームでブレークバックを許してしまう。その後は、ピンチをしのいでタイブレークに突入。、一進一退の中で、大事なところでのミスが響いて6-7(6)で落とした。
西岡は、2本のセットポイントが訪れたものの活かせず。セット終了後にはラケットを破壊しフラストレーションを爆発させた。
2セットダウンとあとがなくなった西岡は、一矢報いたいところだが、第3セット中盤以降はミスが早くなり単調なプレーに。第6ゲームで許したリードを巻き返すことはできずに3-6とストレートで敗れ、2019年以来の2回戦に進むことはできなかった。
8年連続で初戦突破を果たしたティアフォーは、2回戦で予選から勝ち上がってきたマーティン・ダム(アメリカ/同431位)と対戦する。