望月慎太郎、予選勝ち抜いた勢いそのままに初戦突破

「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク)男子シングルス1回戦が現地8月26日に行われ、予選から勝ち上がった望月慎太郎(木下グループ/世界ランク112位)は、ヒューゴ・ガストン(フランス/同125位)を6-4,6-3,6-4で下して2回戦進出を果たした。

【動画】望月慎太郎がウィンブルドンに続いて全米オープンでも初戦突破!マッチハイライト

22歳の望月は、「ウィンブルドン」でグランドスラム初白星を手にし、8月のチャレンジャー大会でベスト4に入って自己最高ランキングとなる112位に上昇した。


今大会は、予選から出場し3試合を勝ち抜いて「全米オープン」の本戦に初出場。「ウィンブルドン」に続いて2回戦進出を狙った。

初戦の相手は、小柄ながら巧みなテクニックと俊敏性を持つレフティーのガストン。第1セット、互いにスライスやドロップショット、ネットプレーで相手を揺さぶる。望月は先にブレークしながらも、要所でミスが出てしまいなかなかリードを守れない状況が続いた。だが、4-4の第9ゲームで3度目のブレークに成功して、そのまま6-4で第1セットを先取する。

勢いに乗りたい望月は、第2セットで最初のサービスゲームを落としたものの、コンパクトなスイングからクリーンにボールを捉えて、テンポの速いショットを放ち主導権を握る。ガストンのミスも増えて、0-2から4ゲームを連取。集中力を切らすことなく好プレーを続け、第9ゲームもブレークして6-3とセットを連取した。

2セットアップと試合を優位に進める望月は、勢いに乗って第3セットも積極的に攻撃。互いに2度ずつブレークして迎えた5-4でマッチポイントを握ると、最後はガストンがダブルフォールト。ウィンブルドンに続いて2回戦進出を果たした。


「全米オープン」本戦初出場で2回戦に進んだ望月は、2回戦で第8シードのアレックス・デミノー(オーストラリア/同8位)とクリストファー・オコネル(オーストラリア/同81位)の勝者と対戦する。
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