望月慎太郎 世界8位デミノーに阻まれてグランドスラム初の3回戦進出ならず
「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク)男子シングルス2回戦が現地8月28日に行われ、予選から勝ち上がった望月慎太郎(木下グループ/世界ランク112位)は、第8シードのアレックス・デミノー(オーストラリア/同8位)に2-6,4-6,2-6のストレートで敗れ、2回戦敗退となった。
【動画】望月慎太郎 トップ10を相手に奮闘も一歩及ばず2回戦敗退 マッチハイライト
22歳の望月は、「ウィンブルドン」でグランドスラム初白星を手にし、8月のチャレンジャー大会でベスト4に入って自己最高ランキングとなる112位に上昇。
1回戦では、小柄ながら巧みなテクニックと俊敏性を持つレフティーのヒューゴ・ガストン(フランス/同125位)を6-4,6-3,6-4で撃破。「ウィンブルドン」に続いて初戦突破を果たした。
グランドスラム初の3回戦進出をかけた戦いでは、世界8位のデミノーと対戦。試合序盤から望月は持ち味のネットプレーや、タイミングが速く小気味の良いストロークを放って第1、第3、第5ゲームで立て続けにブレークポイントを握る。しかし、あと1本が遠く、計11本のチャンスを活かせず流れに乗れない。
好機を逸した望月は、ストロークでのミスが目立ち第6ゲームでリードを許すと、第8ゲームもキープできず2-6でセットを失った。
悔しいセットの落とし方をした望月。挽回したい第2セット、第1ゲームでようやくチャンスをものにしてブレークに成功する。苦しい状況の中でも耐え続けたデミノーに4ゲーム連取を許したものの、第7ゲームではミスの多かったフォアハンドで攻撃。一時は追いついた。だが、4-5の第10ゲームでダブルフォールトも絡んで、痛恨のブレークを喫して2セットダウンとされた。
あとがなくなった望月は、第3セットでサービスキープを続けたが、第6ゲームでデミノーの粘りが一歩上をいかれてブレークを許すと、得意のバックハンドの精度を欠いて巻き返すことができず。第8ゲームも落として2-6と、ストレートで敗れてグランドスラム初の3回戦進出とはならなかった。
4年連続で3回戦に進んだデミノーは、次戦でダニエル・アルトマイヤー(ドイツ/同56位)と対戦する。