ペグラ セットを落とさず順調な勝ち上がりで8強
「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク)女子シングルス4回戦が現地8月31日に行われ、第4シードのジェシカ・ペグラ(アメリカ/世界ランク4位)が、同じアメリカのアン・リー(同58位)を6-1,6-2で破り、ベスト8入りを果たした。
【動画】昨年準Vのペグラが快勝で8強入り マッチハイライト
31歳のペグラは、「全米オープン」に7年連続9度目の本戦出場。
昨年のリベンジを果たすべく、今大会はここまで順調な勝ち上がり。1回戦でメイヤー・シェリフ(エジプト/同102位)を6-0,6-4、2回戦でアンナ・ブリンコワ(同80位)を6-1,6-3、3回戦でビクトリア・アザレンカ(同132位)を6-1,7-5と、セットを落とすことなく4回戦に進んでいる。
この日行われた同胞のリーとの試合でも、開始からキレのあるサーブ、ストロークで主導権を握って3ゲームを連取し、スタートダッシュに成功。相手の好プレーもあって1つブレークを返されたが、さらに2度のブレークに成功して6-1でセットを奪う。続く第2セットも危なげなくサービスキープをしてリズムを作り、リターンゲームでプレッシャーをかけにいく。結局2度のブレークに成功し6-2と、54分の快勝でベスト8入りを決めた。
前哨戦の3大会ではランキングで格下の選手に敗れて、わずか2勝しか挙げることのできず「最悪の気分」だったという。大会前の練習でもサバレンカに叩きのめされ、その後の練習にも身が入らずに、不機嫌なままコートを後にしたとする。
そんな時、友人と脱出ゲームに行き、お酒を飲んでリフレッシュしたことが功を奏した。「イライラして練習のことを考えすぎるのをやめよう」と気持ちをリセット。「何試合か納得のいく勝利を掴めたことで自信が持てるようになった。
準々決勝では、2度のグランドスラム優勝を誇るバルボラ・クレイチコワ(チェコ/同62位)と対戦する。