ドレイパー 左腕の怪我で「休養が必要」。2025年シーズン終了を発表


世界ランク7位のジャック・ドレイパー(イギリス)は、9月8日に自身のSNSを通じて、左腕の怪我により2025年シーズンの残りを欠場することを発表した。


【画像】ドレイパー 自身のSNSで今季終了を発表「受け入れるのはとても辛い」

ドレイパーは、「残念ながら、腕の怪我により休養が必要で、2025年の残りを欠場することになった」と記してシーズンを終えることを発表。「今年は素晴らしい勢いで、良いプレーができていた。それだけにこれを受け入れるのはとても辛い」と胸の内を明かした。

今季は、3月のATPマスターズ1000インディアンウェルズで、カルロス・アルカラス(スペイン)やテイラー・フリッツ(アメリカ)、ベン・シェルトン(アメリカ)らを撃破し決勝に進出。ホルガー・ルーネ(デンマーク)を破って、キャリア最大のタイトルを獲得した。

クレーコート・シーズンでもATPマスターズ1000マドリードでの準優勝など高いレベルを維持。6月には自己最高ランクとなる4位を記録している。

だが、母国イギリスで開催された「ウィンブルドン」は2回戦で敗れ、その後左上腕部の怪我により、前哨戦を戦うことなく今年最後のグランドスラムとなった「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク)に突入。混合ダブルスはベスト4、そして男子シングルスでは初戦を突破したものの、2回戦を前に棄権した。

昨年は全米オープンで4強に入っており、ツアー初優勝など2度のタイトルも獲得するなど飛躍のシーズンに。今年はツアー最終戦へのレースランキングで9位につけて、初出場も視野に入っていた。それだけに悔しいことだろう。


しかし、「これまで同じようなことを経験した。そして、いつもさらに強くなって戻っている。選手としての可能性を引き出したいというモチベーションがあるからだ」ともコメント。

「僕を応援し、サポートしてくれるすべての人に心から感謝している。早くコートに戻って全力を尽くすのが待ちきれない。またすぐに会おう!」と、今回の怪我をバネにカムバックしたいと綴った。
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