ジョコビッチ 最多80度目のマスターズ4強
現地10月9日、男子ツアー「ロレックス上海マスターズ」(中国・上海/ATPマスターズ1000)シングルス準々決勝が行われ、第4シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア/世界ランク5位)は、ジズー・ベルグス(ベルギー/同44位)を6-3,6-4で下して、自身80度目のマスターズ準決勝進出を果たした。
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38歳のジョコビッチは、1回戦が免除されており、2回戦でマリン・チリッチ(クロアチア/同94位)を7-6(2),6-4、3回戦でヤニック・ハンフマン(ドイツ/同150位)を4-6,7-5,6-3で下してベスト16に。
しかし、この日の試合では、パワーのあるベルグスに対してしぶとく返球し、リターンゲームで常にプレッシャーをかけ続けて、先にブレーク。第1セットを6-3で奪うと、第2セットも先にリードする。一度は追いつかれたが、5-5で再びブレークして7-5とストレート勝ち。自身が記録を持つATPマスターズ1000準決勝進出の最多記録を更新し、80度目の4強入りを決めた。
試合後には、「このレベルで“楽な勝利”なんて存在しない。ベルグスは今大会で素晴らしいテニスをしていた。2セットだけど、厳しい戦いの末に勝ち取ったものだ」と振り返ったジョコビッチ。
「足の状態は良かった。今はどの試合でもどこかしらの問題が起こるから、日々対処しながらプレーしている。大会が進むにつれて良くなってくれればいいね。準決勝まで1日オフがあるから助かる。
また、今大会は、過去4度の優勝と好成績。11度目の出場となった今年で10度目の4強入りとなった。その要因を問われ、「試合中に気持ちが沈んでも観客が持ち上げてくれるんだ。この数試合、それが起きている。歓声とエネルギーが本当に力になる。この雰囲気の中でプレーできる喜びを感じているよ」とした。
準決勝では、予選から勝ち上がってきたバレンティン・バシュロ(モナコ/同204位)と対戦。
モンテカルロに拠点を置くジョコビッチは、よく知っている選手だとし、「バシュロは着実に成長してきた。ビッグサーブと力強いショットを持つ選手で、体格も良い。プレースタイルは、(従兄弟のアーサー)リンデルクネシュに似ているかな。彼にとって歴史的な成果だし、対戦するのを楽しみにしている。もちろん勝利を目指すよ」と語った。
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