樫村亮コーチ「高いレベルを触れさせるとそれが『標準』に。ふと自分から『必要だな』と思ってやる時がくる」
昨年の全米オープンジュニアに初出場で初白星を手にした17歳の沢代榎音(さわしろ・かのん/H.Y.S)。
――「全米オープンジュニア」2回戦では第8シードに、最終セット3-1の40-15から悔しい敗戦となりましたね。
「大事なゲームを落としてしまったというのはあるのですが、そこから3-2にされても、その次のゲームでもう一度切り替えてファイトできれば良かった。それができずにガッカリしてしまい、ポンポンと持っていかれるので、そこはまだ修行中。相手のミスから油断や隙ができ、再度少し流れが来ていたのですが、そこも取りきれなかったですね」
――とはいえ試合開始から7ゲーム連取されてからの挽回でした。
「追いつこうとする方が向いているのだと思います。ウィンブルドンの時には、前哨戦のローハンプトン予選決勝、ラッキールーザーで本戦入りした1回戦で敗れた相手と3回連続で対戦しました。最初の2戦は沢代が第1セットを取ったのですが負けてしまい、ウィンブルドンでは第1セットを落として勝ちました。先にリードするとどうしてもリードを守りたく手堅く、弱気になってしまうのも課題です」
――ちょうど1年前にお話を伺った時から沢代選手の身体も逞しくなり、サーブも強化されていて、打ち込まれることも少なかったように思います。
「このインタビュー前に、一年前に比べて何が成長したか聞かれるかなと思って困っていました(笑)ずっと一緒にツアーを回っていると、成長に気がつかないのですが、皆さんに随分変わったと言ってもらえたので少し安心しました。最近では少しだけアグレッシブにポジションを取るようになり、ボールを捉えられるようになっています。
――その他にも沢代選手が課題に取り組んでいることはありますか。
「いっぱいありすぎますね(笑) 1番はサーブ、そして自分から仕掛けるダウンザライン、ネットプレーでの冷静さ、相手のセカンドサーブに対しての戦術、ポジショニング、ストロークの軌道、下半身の連動、などなど言い出したらキリがないです(笑)そして、覚悟ですね。これが1番必要です。どうしても楽な方楽しい方に逃げてしまう。少し満足しているのかもしれません」
――沢代選手はドロップショットも試合の中で織り交ぜていて、ダブルスのボレーも苦手意識なく楽しんでいるように見えました。
「沢代が小さい頃からドロップショット使わせていたので、苦手なショットではないと思いますが、緊張してくると使わなくなってきます。ボレーも自分で展開して、その流れで前に出ることはできるんですが、まだまだ技術的にも伸び代だらけです」
――そういう意味では、まだまだ伸び代がたくさんありますね。
「“伸び代の沢代”といつも自分で言っています(笑)」
――樫村コーチの理想の選手やプレースタイルなどを教えてください。
「(沢代選手の参考に)身体の小さい選手を見ているのですが、パワーがないので理想の選手と言っても難しいですね。ジャスミン・パオリーニ(イタリア)も一見小さそうですが、(同じようなパワーはないので)真似するのは難しい。中々ここまで小柄で細い選手もいないので、とにかく動きまくるカウンターパンチャーですかね」
「今は年齢的に17歳なので、これから追い込んでいくトレーニングを入れていくと相手に打ち負けなくなると思います。
――沢代選手に樫村コーチの意図していることが届くのは、試合後のミーティングでしょうか。
「私の言うことはあまり聞きません。普段、私が言っていることを代表監督や元プロテニスプレイヤーのレジェンドの皆さんが、同じような話をして下さると、少しは聞いているようにも見えますが(笑)これからプロになって、ここ(グランドスラム)に帰ってくるのは、とんでもない努力が必要です。周りと群れずに人と違う行動を取り、何倍も努力しなくてはと、私は小姑のように言い続けて…とやってきましたが、なかなか通じてはいないですね」もうこれ以上しつこく言うのを止めようかな、好きにさせようかな、と何度も考えますが。それでも、誰よりもテニスが好きで、負けず嫌いなその気持ちは本物だと思っています。だからこそ、いずれ必ずこの舞台に“プロの選手として”戻ってくると信じています」
――昨年の全米オープンジュニアから1年が経ち、気がついたことやツアーを回っていて昨年との違いなど感じたことはありますか。
「練習相手を探すために、物怖じせずに、誰にでも積極的に声をかけるようになりましたね。今の時代、インスタのDMで会場にいく前に練習相手が決まることが多いんです。昔は英語が喋れないと練習相手が見つからないと言っていたのですが、英語も翻訳ソフトを使えばコミュニケーションが取れる。
――「結果」が出ないことによる心に与える影響などを回避する方法があれば教えてください。
「今年は全豪ジュニアが終わってから勝てない時期が約半年続きました。大泣きして電話がかかってくることも何度もありましたが、甘えずにやり続けるしかありません。今年はITFチームに、ジュニアの試合や一般のツアーに何度か連れて行ってもらいました。週刻みで試合があり、良い時も悪い時もそれを継続して行き続けているからこそ今があるのではと思います」
――日本には素晴らしいコーチがたくさんいるように思います。樫村コーチが世界を回っている中で、ご苦労だったり、嬉しいことなど何か参考になることがあれば教えてください。
「日本人からするとグランドスラムやITFの大会というのはすごいと言うイメージがあると思います。強い奴がいっぱいいるすごい場所だと。だから、『(世界のトップに行くことが)無理そう』と思っているし、私自身もそうでした。ずっと海外に行き続け、ランキングを上げるにはご家族の覚悟や、ホームコーチのご理解、資金が必要になってきます。でもそこをなんとかトライして、やり続けることで『もしかしてもっといけるんじゃない?』とより上を目指せるようになってきました」
「『あの人は特別な人だから特別なことをやっている』という風に見られがちですが、そんなことなくて、沢代は全国大会でベスト8以上はありませんし、全く注目されてきた選手ではありませんでした。
――「プロ」コーチへの在り方を見たように思います。
「コーチングとしては、いつも同じことを言っているんですよね。(プロのコーチが)言っていることがすごいから選手が育つこともないと思っています。ずっとこのレベルにいさせて、周りと同じ高いレベルを触れさせていたら、それが『標準』になっているという感じでしょうか。それで、ふと自分から『必要だな』と思ってやる時が来たりします。去年は、アニカ・ペニコバ(アメリカ)にサーブを叩かれてから、私が何も言わずにサーブが良くなっていきました。(全部ではないけれど)コーチングというのは無意味だと思うことが多々あります。このインタビューでこの1年で沢代の何が変わったのか、という質問にどう答えたら良いのかわからなかったのですが、振り返りになりました」
――良い場にいることが成長につながる貴重なお話しでした。沢代選手の今後の活躍を楽しみにしています。



![[アシックス] ランニングシューズ MAGIC SPEED 4 1011B875 メンズ 750(セイフティー イエロー/ブラック) 26.0 cm 2E](https://m.media-amazon.com/images/I/41dF0gpSbEL._SL500_.jpg)
![[アシックス] ランニングシューズ PATRIOT 13 1011B567 メンズ 010(ブラック/デジタルアクア) 25.5 cm 3E](https://m.media-amazon.com/images/I/41ZS3Bh2dVL._SL500_.jpg)
![[アシックス] ランニングシューズ GEL-KAYANO 31 1011B867 メンズ 001(ブラック/ブラック) 27.0 cm 2E](https://m.media-amazon.com/images/I/418iZuXV-tL._SL500_.jpg)




![【日本企業】 ぶら下がり健康器 懸垂バー 懸垂マシン [コンパクト/10段調節/日本語説明書/2年保証] 筋トレ チンニングスタンド (ブラック)](https://m.media-amazon.com/images/I/41B0yIoAZrL._SL500_.jpg)
![[Xiyaoer] 靴下 メンズ くるぶし 10足セット夏用 【吸汗 防臭 綿】 カラフルソックス カジュアルソックス 綿 24-27cm 靴下 おしゃれ スポーツ くつした メンズ 男性用 ビジネス クルーソックス くつ下 通気性 吸汗速乾 リブ柄 (10足セット6)](https://m.media-amazon.com/images/I/51dJIW6OMFL._SL500_.jpg)