テニスに大切な「グリップ環境」。トッププロたちはみんな自分で巻き替える!


テニスプレーヤーにとって、テニスギアはとても大切です。
ラケットフレーム、ストリング、シューズ、ボール、少し拡大解釈してテニスウェア。それ以外のものは、まとめて「テニス小物」「アクセサリー」などとまとめられたりします。

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でも、みなさんが忘れている「もっとも大切な部分」があります。
それが「グリップ」です。プレーヤー自身とラケットとを繋ぐ「唯一の接点」……それがグリップ。すべてのプレーヤーは、そこを通じてしかラケットにパワーを伝えることも、コントロールすることもできません。

ほとんどのプロプレーヤーたちが、その重要性を十分に理解するため、その部分のコンディションを「自身の手で」整えています。
彼らは、試合に備えて、『真新しいグリップテープを、自分の手で』巻き替えます。プロのパフォーマンスの命である「パワー」と「コントロール」を最高のレベルでラケットに伝えるためです。

彼らの「ほぼ全部」と言っていいくらい、グリップテープを使用します。いっぽう、その存在価値をまるで理解しないかのように「ただ巻いているだけ」の一般プレーヤーも、非常に多く存在します。

「巻いたまま放置」、「汚れたまま放置」……、なぜグリップテープを巻いているのか? わからない状態で使われているケースを、どれだけ多く見ることか。

プロのように「つねに新しいテープに巻き替えるべきだ!」なんて言いません。でも、いつも自分の手が握っているグリップに、もっと関心を寄せてください。

一般的にグリップテープ1本、「300円前後」で販売され、パッケージの裏には、「テープの巻き方」が図入りで表記されています。それは『自分で巻き替える用』のマニュアルです。気に入ったグリップテープを、バッグの中にいつも備えておき、プレー前に自分で巻き替えてみましょう。そのフレッシュなグリップを握るときの心地よさは、これから打つ一球一球を新鮮なものにしてくれるのです。

■グリップテープを自分で巻く「基本」を知ろう!


グリップテープを「うまく巻けない」「わずらわしい」なんて言わないで、あらためて自分で巻いてみましょう。簡単なコツを、写真で紹介します。

はじめてシリーズ「グリップテープ選び」#12 ~最安価なカスタマイズ。グリップテープは「自分で巻く!」~

パッケージの巻きを解いて、テープを真っ直ぐに伸ばす

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表面に貼られている「保護フィルム」を剥がす(両面にあれば両面とも)

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スタート固定用テープの裏紙を剥がす

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テープ端を、巻き始めのスタート位置に貼付けて固定する

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巻き始めは「やや強めの引張り加減」で、テープを伸ばしながら巻く

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グリップエンドの「盛り上がりにフィット」するよう、伸ばしながら巻く

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テープの重ね幅を一定に保って巻き上げる(まずは重ね幅5mmくらいで)

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最後まで巻いたら「重なり具合を確認し」必要ならば再調整して巻き直す

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巻き終わり上端をフラットにするため「余分な分を斜めにカット」する

はじめてシリーズ「グリップテープ選び」#12 ~最安価なカスタマイズ。グリップテープは「自分で巻く!」~

巻き終わりにエンドテープを「強く引き伸ばしながら」巻いて固定する

グリップテープを巻くとき、もっとも肝心なポイントは『巻き始め』です。固定テープを「最先端よりわずかに内側」に貼り、それを巻き込んで隠すようにして、巻き重ねていきます。グリップエンドをどのくらい包み込むかは、自分の握り方次第で調整してみてください。

基本的に、グリップテープを巻くときは「強く引っ張りすぎない」こと。
テープが伸びて薄くなってしまうと、手のひらのグリップ性が低下してしまいます。ただし、テープの巻き始めだけは「やや強めに引っ張る」のがポイントです。
多くの方が悩むのは「グリップエンド部の盛り上がりにうまくフィットさせて巻けない」「シワになってしまう」ところですから、ここだけは少し強めに引っ張ってテープを伸ばしながら、グリップの起伏にフィットさせていきましょう。

あとは重ね幅を「自分の好み」に調節しながら巻き上げ、巻き終わりを固定する前に「握ってみて」、「もう少し重ねたい」「巻き終わりの長さの帳尻を合わせたい」など、巻き直しながら、ベストの重ね具合を発見してください。

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文=松尾高司
1960年 生まれ。『月刊テニスジャーナル』で 26年間、主にテニス道具の記事を担当。試打したラケット2000本以上、試し履きしたシューズ数百足。「厚ラケ」「黄金スペック」の命名者でもある。テニスアイテムを評価し記事などを書く、おそらく世界で唯一のテニス道具専門のライター&プランナー。
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