テニック、2026年アパレル合同展示会を東京・大阪で開催

半期に一度、独自に展示会を開きながらも、単独では大規模マーケットを抱えにくいメーカーを集めて合同展示会を実施してきた『テニック』。2026年シーズンからはギアとアパレルを分けた開催へと舵を切り、2月には東京と大阪でアパレル合同展示会が行われた。

ラケットやストリングといった“道具”の提案とは異なり、アパレルはブランドの世界観やカルチャーを体現する領域だ。
会場には、機能性はもちろん、ライフスタイルまで射程に入れた多彩なブランドが集結。テニスウェアの現在地と、その先を示すラインアップとなった。

ビーチカルチャーとテニスの融合――バルデマッチ

まず存在感を放ったのがバルデマッチ。フランス語で「マッチポイント」を意味するブランド名を掲げ、1992年に南カリフォルニアのビーチで“クールでヒップ”なテニスブランドとして誕生した。

カリフォルニアの陽気な海辺の街・サンタモニカをイメージし、ビーチやリゾートの解放感とリラックス感を融合。遊び心を効かせたカラーリングやシルエットは、勝敗だけではないテニスの楽しさを体現するコレクションとなっている。

テニック、2026年アパレル合同展示会を東京・大阪で開催 “コートの外”まで広がるテニススタイルを提示

テニック、2026年アパレル合同展示会を東京・大阪で開催 “コートの外”まで広がるテニススタイルを提示


英国の気品を再構築したセントクリストファー

トリコロールを基調に、英国の伝統を現代的にアップデートするのがセントクリストファーだ。ブランドのルーツに立ち返りながら、現代のライフスタイルに寄り添う設計で、テニスのパフォーマンス性とデイリーウェアの快適性を融合。コートでも街でも自分らしく輝ける“ハイブリッドスタイル”を提案する。クラシックの美しさを、いまの感性で纏うコレクションが並んだ。

テニック、2026年アパレル合同展示会を東京・大阪で開催 “コートの外”まで広がるテニススタイルを提示
テニック、2026年アパレル合同展示会を東京・大阪で開催 “コートの外”まで広がるテニススタイルを提示


日本上陸を果たしたテクニファイバーのアパレル

ラケットブランドとして認知を広げてきたテクニファイバーは、本社のあるフランスではすでに展開していたアパレルを、ついに日本市場でもスタート。ラケットユーザーに男性が多いことから、まずはメンズラインから展開する。クオリティを高めつつも、プラクティスTシャツやポロシャツなどは価格を抑え、手に取りやすいレンジを設定。パフォーマンスブランドらしい機能性と、日常使いできるデザインのバランスが特徴だ。

テニック、2026年アパレル合同展示会を東京・大阪で開催 “コートの外”まで広がるテニススタイルを提示
テニック、2026年アパレル合同展示会を東京・大阪で開催 “コートの外”まで広がるテニススタイルを提示

HEAD、一般向けアパレルを本格展開

トッププロから一般プレーヤーまで幅広い層にラケットを供給するHEADは、これまで契約選手やコーチ向けが中心だったアパレルを一般市場にも展開。展示会では2026年春夏および秋冬ウェアが披露された。
ギアブランドとして培ってきた機能設計を背景に、オンコートでの実用性と洗練されたデザインを両立。ブランドトータルでの世界観を確立していく姿勢がうかがえた。

テニック、2026年アパレル合同展示会を東京・大阪で開催 “コートの外”まで広がるテニススタイルを提示

歌舞伎のスピリットをコートへ――ESQUIRE

2021年始動のESQUIRE(エスクワイアー)は、「自分達の着たい物を着てテニスをする」「コートの外でも格好良くある」をコンセプトに掲げるブランド。

“日本文化”として世界的に注目を集める歌舞伎の精神を、テニスのCOURT CULTUREに掛け合わせたコレクションを展開。「型にはまらない」「自分を貫く」というKABUKIMONO(傾奇者)のマインドを、ESQUIREらしくアップデートした。思わずくすっと笑ってしまうウィットや、「それどこの?」と聞きたくなる仕掛けを随所に散りばめ、コート内外でスタイルを貫くプレーヤーに向けた新しい温度感を提示していた。

テニック、2026年アパレル合同展示会を東京・大阪で開催 “コートの外”まで広がるテニススタイルを提示

テニック、2026年アパレル合同展示会を東京・大阪で開催 “コートの外”まで広がるテニススタイルを提示


モダンでスタイリッシュな存在感――アドミラル

英国発のブランドらしい気品を背景に、華やかな柄や大胆なグラフィック、カラーリングで独自性を放つのがアドミラル。アートのような美しいグラフィックや華やかな配色が印象的だが、決して奇抜さだけを追求しているわけではない。そこには“品のよさ”が通底しており、シンプルなデザインのアイテムも豊富。モダンでスタイリッシュという表現がふさわしいコレクションが並んだ。

テニック、2026年アパレル合同展示会を東京・大阪で開催 “コートの外”まで広がるテニススタイルを提示


ギアとアパレルを分けて開催した今回のテニック合同展示会は、単なる受発注の場にとどまらず、テニスが持つカルチャーやライフスタイル性を再確認する機会となった。競技としてのテニスだけでなく、“どう装い、どう楽しむか”までを提案するブランドがそろったことで、2026年シーズンの売り場づくりにも新たなヒントをもたらしそうだ。
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