2か月ぶりの実戦、世界ランク343位のセルスをフルセットで撃破


男子テニスのATPチャレンジャー100「ティオンビル・オープン」(フランス・ティオンビル/ハードコート)は現地3月2日、予選決勝が行われ、世界ランク284位の錦織圭(ユニクロ)が同343位のイェレ・セルス(オランダ)を7-6(3), 4-6, 6-4のフルセットで下し、本戦入りを決めた。

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錦織にとって今大会は、肩の負傷で途中棄権を余儀なくされた1月のATPチャレンジャー125「ワークデイ・キャンベラ国際」以来、約2か月ぶりの実戦。
予選1回戦では、ワイルドカードで出場した世界ランク1827位の16歳、ダニエル・ジェイド(フランス)を6-2, 6-3で退け、予選決勝に駒を進めていた。

セルスとの一戦は、合計2時間9分に及ぶ熱戦となった。第1セットは互いに1度ずつブレークしてタイブレークへ突入。ここでギアを上げた錦織が相手のサーブを2度破り、7-6(3)で先取する。しかし、第2セットでは中盤にリードを許すと、挽回できずに4-6で落とし、試合は最終セットへ。

勝負の第3セット、錦織は連戦の疲れからかチェンジオーバーのたびに左足のマッサージを受ける場面が見られた。それでも先にリードを奪うと、直後にブレークバックを許しながらも、5-4で再びブレークに成功。ミスこそ多かったものの、速いテンポでのラリー戦や強打からのドロップショットなど、随所に錦織らしいプレーを見せて競り勝った。

試合後、フランス紙『レキップ』のインタビューに応じた錦織は、「ベストな内容ではなかったが、勝つことが常に重要。実戦から離れていたため、この感覚に慣れる必要がある」とコメント。さらに、「現在の自分は、トップ100の選手と対等に戦える状態ではない。体力的にもテニスの質もそこには達していないが、一歩ずつ進み、その過程を楽しみたい」と、チャレンジャー大会から再起を図る現状を語った。


本戦1回戦では、世界ランク190位のクレマン・タビュール(フランス)と対戦する。

また、予選第1シードとして出場していた世界ランク175位の綿貫陽介(SBCメディカルグループ)も、予選決勝で同347位のフロリアン・ブロスカ(ドイツ)を6-1, 6-4で下して予選を突破。本戦1回戦では、第8シードで世界ランク162位のウーゴ・ブランシェ(フランス)と対戦する。
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