女子国別対抗戦BJK杯の日本代表に内島萌夏らが選出。大坂なおみの招集叶わず


3月12日、女子国別対抗戦「ビリー・ジーン・キング・カップ(BJK杯)ファイナル予選 日本対イタリア」(4月10日~11日/イタリア・ヴェッレトリ/クレーコート)の日本代表選手5名が発表された。


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選出されたのは、内島萌夏(安藤証券)、坂詰姫野(橋本総業ホールディングス)、日比野菜緒(ブラス)、穂積絵莉(日本住宅ローン)、青山修子(安藤証券)の5名。杉山愛監督は選考基準について、シングルスはランキング順に交渉し、ダブルスは主軸選手とのコミュニケーションを経てペアを決定したと説明した。

注目の大坂なおみ(フリー)については、今シーズンの開幕直後から交渉を続けてきたものの、最終的に4月のツアースケジュールとの折り合いがつかず、招集は見送られた。杉山監督は「シーズン当初からコミュニケーションを重ね、本人も最後まで可能性を探ってくれたが、4月のスケジュールを合わせることが難しかった」と、招集見送りの経緯を明かした。

杉山監督は、チームの主軸となる内島と坂詰の状態について、具体的な期待を口にした。エースとして期待される内島については「彼女は特にクレーコートが好き。アンタルヤ(WTA125)でも活躍しており、勝ち星を重ねていることはイタリア戦に向けていい準備ができている」と、サーフェスへの適応能力を高く評価。

また、直近のWTA1000インディアンウェルズで予選を突破し本戦進出を果たした坂詰については「心身ともに充実したシーズンを送っている。サバレンカと対戦するなど手応えのある時間を過ごせており、今回どう戦ってくれるか本当に楽しみ」と、その成長速度に太鼓判を押した。

対戦相手のイタリアは大会2連覇中であり、世界ランク7位のジャスミン・パオリーニを擁する強豪だ。2024年のファイナル準々決勝でも対戦し、日本は惜敗を喫している。

厳しいアウェイ戦が予想されるが、杉山監督は「私たちはチャレンジャー。
挑戦者として思い切り力を出すことにフォーカスしたい」と強調。「ダブルスが3試合目に組み込まれるため、シングルスで1勝1敗に持ち込めれば面白い展開になる。ベストのパフォーマンスが出せれば、十分に勝機は巡ってくる」と、戦略的な展望を語った。

今大会からフォーマットが変更され、計14ヵ国が予選に登場。各対戦で勝利した7ヵ国と開催国の中国がファイナルに進む。また、試合形式も初日にシングルス2試合、2日目にダブルス1試合の後にシングルス2試合というデビスカップと同様の形式になり、先に3勝した国が勝利となる。

1か月後に迫った大一番に向け、日本代表は「チーム一丸」となってディフェンディングチャンピオンへの下克上を狙う。

<日本>
内島萌夏(安藤証券/単:77位、複:219位)
坂詰姫野(橋本総業ホールディングス/単:136位、複:539位)
日比野菜緒(ブラス/単:175位、複:571位)
穂積絵莉(日本住宅ローン/単:966位、複:35位)
青山修子(安藤証券/単:―、複:50位)
キャプテン:杉山愛

<イタリア>
ジャスミン・パオリーニ(単:7位、複:4位)
エリザベッタ・コッチャレット(単:42位、複:1069位)
ルシア・ブロンゼッティ(単:141位、複:295位)
タイラ・カテリーナ・グラント(単:262位、複:389位)
サラ・エラーニ(単:747位、複:4位)
キャプテン:タチアナ・ガルビン

※大会前日のドロー抽選1時間前まで最大3名まで選手変更することが可能
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