アルカラス、ノリーの「変幻自在なスタイル」を攻略


現地3月12日、男子ツアー「BNPパリバ・オープン」(アメリカ・インディアンウェルズ/ATPマスターズ1000)のシングルス準々決勝が行われ、第1シードのカルロス・アルカラス(スペイン/世界ランク1位)が第27シードのキャメロン・ノリー(イギリス/同29位)を6-3, 6-4のストレートで下した。アルカラスはこの勝利により、同大会で5年連続となる準決勝進出を果たした。


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アルカラスにとってノリーは、直近の対戦(2025年11月パリ)で敗北を喫している厄介な相手だった。4回戦後の会見ではノリーのスタイルについて、「サウスポー特有の球筋に加え、フラットなバックハンドとスピンの効いたフォアハンドを織り交ぜてくる。非常に惑わされるスタイルだ」と分析。相手を「グラディエーター(剣闘士)」と称え、強い警戒心を持って試合に臨んだ。

試合は第1セット、第6ゲームでアルカラスが先にブレークするも、直後にミスが重なりブレークバックを許す展開に。しかし、アルカラスは動じることなく第8ゲームで再びリードを奪い、6-3で先取した。

第2セットでは序盤にノリーにリードを許し0-2とされるが、ここからアルカラスが4ゲームを連取。強烈なフォアハンドと繊細なドロップショットを織り交ぜ、計10回のブレークチャンスを作り出す猛攻を見せた。最終的に1時間33分で勝利を収め、リベンジを果たした。

試合後、自身の多彩なショット選択について問われたアルカラスは、次のように語っている。

「テニスはわずか0.5秒ほどで正しいショットを選ばなければならない。僕の頭の中には常に5つも7つも選択肢があって、どれを選ぶべきか迷うこともあるんだ」

また、試合前のウォーミングアップでジャグリングを行う姿が話題となっているが、これについては「数年前から理学療法士の指示で始めたルーティン。
効果があるかはわからないけれど、始めてから調子が良いので続けているよ」と笑顔を見せた。

5年連続のベスト4進出は、ラファエル・ナダル(2006-13年)、ノバク・ジョコビッチ(2011-16年)に続く史上3人目の快挙だ。

準決勝では、第14シードのジャック・ドレイパー(イギリス/同14位)を破った第11シードのダニール・メドベージェフ(ロシア/同11位)と対戦する。両者の対戦成績はアルカラスの6勝2敗。2023年・2024年の同大会決勝でも対戦しており、いずれもアルカラスが勝利している。現在メドベージェフに対して4連勝中のアルカラスが、3度目のタイトル奪取に王手をかけることができるだろうか。
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