日本勢3名が4強入り。伊藤あおい、岡村恭香、加治遥が準決勝へ


ITF女子ツアー下部大会「富士薬品セイムスウィメンズカップ」(大阪・モリタテニスセンター靭/ITF W35)は4月10日、大会4日目を迎え、シングルス準々決勝が行われた。
第1シードの伊藤あおい(SBCメディカルグループ)、第7シードの岡村恭香(橋本総業ホールディングス)、第8シードの加治遥(島津製作所)の日本勢3名が準決勝進出を決めた。

【画像】「富士薬品セイムスウィメンズカップ」シングルス&ダブルス組み合わせ表

降雨の影響により、会場を江坂テニスセンターのインドアコートに移して実施された。昨年の腰の疲労骨折から復帰途上にある第1シードの伊藤は、エレナ・ミチッチ(オーストラリア)に6-7(4), 6-4, 6-2で逆転勝ち。復帰5大会目にしてベスト4入りを果たした。

伊藤と準決勝で対戦するのは、第7シードの岡村恭香だ。岡村は準々決勝で、若手の小池愛菜(IMG Tokyo)と対戦。互いにブレークポイントを握り合う緊迫した展開となったが、岡村が粘り強い守備と運動量でプレッシャーをかけ続け、6-4, 6-4のストレートで勝利を収めた。

試合後、岡村は「小池選手はポテンシャルが高く、特にサーブがすごい。タフな試合になることは覚悟していた」と振り返った。自身のプレーについては「各ゲーム、毎ポイントで精いっぱいをやり、相手よりも粘り強さや我慢強さで上回ることを目標にしていた。理想に近いプレーができた」と手応えを語った。

また、近況のメンタル面の課題についても言及。
「昨年の全日本選手権以降、思うような成績が出せず、弱気になって自滅する試合が多かった。今回は精神的な弱さを出さないことを課題にしている。ミスを引きずらず、素早く前向きになるよう努力している」と明かし、次戦の伊藤戦に向けても「全力で食らいつき、攻撃のチャンスを増やしたい」と意気込みを見せた。

ボトムハーフでは、第8シードの加治遥が川口夏実(Radius7)を7-6(3), 6-3で下した。加治は川口の鋭いショットに対し、緩急を織り交ぜたラリー戦で対応。第1セットの接戦をタイブレークで制すと、第2セットは序盤で4ゲームを連取する主導権を握った。

加治は「先にリードしながら、サービスゲームをきっちりキープできずストレスの溜まる展開だったが、最後に第1セットを奪えたのが大きかった」と勝因を挙げた。対戦相手の川口については「手が付けられないようなポイントもあったが、そこは切り替えて、ラリーになった時に自分の粘り強さを出せるよう意識した」と語る。

第2セットで4-0から4-3まで追い上げられた場面については「自分の甘さが出た。相手のサーブが良いので、ブレークされるとひっくり返されるという危機感があった。そこをキープできて良かった」と反省を口にした。準決勝に向けては「ラウンドが上がるにつれチャンスは少なくなってくる。
しっかりチャンスを引き寄せられるよう準備したい」と気を引き締めた。

加治は準決勝で、松田美咲(エームサービス)を7-6(3), 6-2で破った第2シードのヒナ・イノウエ(アメリカ)と対戦する。

■大会ホームページ
https://osaka.fujiyakuhinseims.tennis/
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