
※2015年12月撮影
トップ画像は、山陽本線支線和田岬駅。駅舎は2009年(平成21年)解体撤去されています。駅入口にある駅名標のアップ。
兵庫駅発7時57分の和田岬行で8時1分に和田岬駅到着。和田岬支線は朝夕しか運行されないので激混み通勤電車に乗ってきました。大勢の通勤客の皆さんがホームを歩いています。当方は、趣味で駅に来ているので何だか申し訳ない気分です。103系電車は既に尾灯が点いてすぐに折返し運転です。

ホームの終端部側、4車線道路の向こうに大きな三菱重工業神戸造船所があります。

折返し運転で103系電車がいなくなったホームから、駅名標入れ込み、下車した方々の最後尾。

和田岬支線の始まりは、山陽鉄道が現在の山陽本線を敷設するための資材を船で兵庫港に運び、それを鉄道で運ぶために1888年(明治21年)に敷設した2.7kmの路線でした。
和田岬駅は、山陽鉄道の鉄道資材運搬が終了した1890年(明治23年)山陽鉄道の貨物駅、和田岬町駅として開業しました。1895年(明治28年)和田岬駅に改称。1905年(明治38年)には、駅前の三菱重工業神戸造船所が創業。1911年(明治44年)旅客営業開始。1912年(明治45年)鐘淵紡績兵庫工場への通勤用に鐘紡前駅が開業。1945年(昭和20年)の空襲で鐘紡工場はほとんど焼失。駅も休止され、1962年(昭和37年)廃止されました。