トップ画像は、JR西日本山陽本線万富駅。
熊山駅15:41発の山陽本線府中行に乗って4分で万富駅に着きます。

駅名標。上りホームと左に駅舎が見えます。

万富駅は、1897年(明治30年)山陽鉄道の駅として開業。1906年(明治39年)国有化。1909年(明治42年)山陽本線の所属駅になります。2019年(令和元年)みどりの窓口が営業終了、無人駅になりました。
万富は駅所在地名です。駅のある瀬戸町は、1889年(明治22年)の町村制施行で物理村が発足したのが始まりでした。この物理村(もどろいそん)というのもすごい名前です。知らなければ、まず読めません。
しかし、万富とは何とも御目出度い地名です。
下りホームから駅舎を見ます。緑の屋根瓦が美しい。

ホーム側の正面。ホーム上屋で屋根瓦は見えませんね。

ホームの南側に「一番搾り」のフラッグが並んでいますよ。この日も滅茶苦茶に暑いのでグウと喉が鳴ります。今夜は「一番搾り」を飲もう!・・・と秘かに決意。(笑)

駅舎のある上りホームに跨線橋で渡ります。

もう少し広く、門司駅方面を見ます。ほぼ上りホームの上辺りからです。

反対の神戸駅方面からは木造駅舎のキレイな緑色の瓦屋根が見えます。

神戸駅方面を見ると右の山に山肌が削られているのが見えます。地図で調べると「丸紅産業(有) 万富砕石場」となっていました。石を採っているのですね。

上りホームに降りて来ました。ここからも「一番搾り」のフラッグが見えます。

木造駅舎。切妻屋根、破風に家紋の様な装飾があります。和建築らしい特徴ですね。

ホーム側改札口。ICカード(JR西日本なのでICOCA)対応の簡易型自動改札機が設置されています。

では、意を決して暑い陽射しの下に出てみましょう。
【木造駅舎巡礼02】山陽本線12 に続きます。
(写真・文章/住田至朗)
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