トップ画像は、山陽本線万富駅。駅前広場ロータリーの向こう側からの引いたカットです。
駅舎内、ホーム改札口と昨年2019年(令和元年)まで有人駅だった窓口はそのまま残されています。時刻は15時50分。次の山陽本線下り列車は16時8分の糸崎行です。残り時間は18分。この駅の撮影時間は短めです。

待合室はシンプル。

みどりの窓口も閉鎖されましたが、代替する販売機は設置されていない様です。縁起の良い駅名なので切符は人気があるのかな?

瀬戸町、「町の花」はサツキですが、駅の床に描かれていた花はサツキ?

むしろ瀬戸町の篤農家大久保さんが1899年(明治32年)画期的な桃の品種「白桃」を開発し、それが全国の様々な桃品種のルーツになったそうです。桃太郎と言えば岡山県ですからね。
では、最高気温37.4℃の日ですが陽射しの下に出ます。建物資産標・建物財産標は探しましたが見つかりませんでした。ネットなどで調べると昭和12年(1937年)建造説がありました。

駅前の県道179号線を渡りました。停まっている赤い自動車は、筆者が万富駅にいた23分間で唯一駅を訪れた人が乗っています。暑いこともありますが、コンビニよりも駅の自販機に飲料を買いに来る人も珍しい。あるいは駅の自販機でしか売っていない商品を買いにきたのかもしれませんね。

駅前ロータリーの東側。バリアフリーのスロープがあります。

さらに東寄りに移動。駅舎西側の建物はJR西日本さんの設備でしょうか。

県道を渡った場所から。麒麟麦酒の工場が見えます。

もう一度西側。駅舎の切妻がキレイです。ちょうど赤いクルマの方が自販機で何か買っています。

駅舎出入口から西側を見ています。大きな案内看板の右にはタクシー会社の待合所がありました。中には連絡用の電話があったかな。

こちらは東側。時刻は16時。あと8分なのでホームに戻ります。

駅舎出入口のアップは赤いクルマが真ん前に停まっていたので諦めました。先に撮っておかなかった筆者のミスです。
下りホームで16:08の糸崎行をまっていたら上り列車が来ました。

115系電車D-15編成、6両編成の相生行です。

次の瀬戸駅で朝から10駅目の木造駅舎です。暑いけど頑張ってます。
【木造駅舎巡礼02】山陽本線13 に続きます。
(写真・文章/住田至朗)