※2022年8月撮影
トップ画像は、JR四国予土線土佐大正駅前の「国鉄 土佐大正駅」案内標識。国鉄分割民営化が1987年(昭和62年)ですから、35年間以上使われています。
かつては同じ標識が土佐昭和駅の国道にもありました。現在はJR四国の駅と表示されていました。
予讃線では伊予三嶋駅に始まって19駅。予土線でも伊予宮野下駅まで広い伊予国内を走ってきました。ようやく高知県に入って土佐昭和駅に続いて土佐大正駅です。
土佐昭和駅から土佐大正駅までの駅間は、8.9kmと予土線で最長。この間に予土線は激しく蛇行する四万十川を支流を含め5回渡ります。写真は長さ347mの予土線第4四万十川橋梁と左下の(木が邪魔ですが)第一三島沈下橋。
これは4回目の渡河、橋梁の名前は分かりません。
土佐大正駅。駅舎は、1989年(平成元年)再建された二代目、素晴らしい木造駅舎です。
駅舎の北側半分は地元の四万十交通が大正営業所で使用しています。車庫もあります。
バス会社の営業所があるためか頻繁にバスが発着していました。駅舎右上は月極駐車場。
こちら側から見ると「国鉄標識」が分かります。
駅出入口。
1983年(昭和58年)の土佐大正駅舎は、改築前の小さな建物でした。管理人さんの許可をいただいてリンクしています。
駅舎の前に1974年(昭和49年)の予土線全通を記念する石碑があります。「昭和四十一年三月一日 予土線全通記念」が辛うじて判読できました。
駅舎内。駅スタンプがありました。
窓側で勉強できそうな待合室。奥にピアノが置かれています。
奥も待合室の様です。
駅出入口。
次回は、ホームに出ます。
(写真・文/住田至朗)
※駅構内などはJR四国さんの許可をいただいて撮影しています。
※駅などについては『JR全線全駅』(弘済出版社/1997)、『週刊朝日百科 JR全駅・全車両基地01-60』(朝日新聞出版/2012-2013)、『山陽・四国920駅』宮脇俊三・原田勝正編(小学館/1993)、『停車場変遷大事典 国鉄 JR編1-2』(JTBパブリッシング/1998)他を参照しています。
※タイトルは『木造駅舎』ですが、厳密に「構造として木造建築」の駅舎ではなく、筆者が気に入った駅舎を恣意的に選んでいます。明らかに木造建築と異なる場合でも、煩雑を避けるためタイトルは【木造駅舎コレクション】で進行します。
※鉄道撮影は鉄道会社と利用者・関係者等のご厚意で撮らせていただいています。



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