新たに京都鉄博へ収蔵される117系電車(画像:JR西日本)

京都鉄道博物館にあす2023年7月29日、新たに「117系電車(クハ117形1号車)」が加わります。

当日は記念式典が開催されるほか、ミュージアムショップでは117系収蔵記念グッズとしてアクリルキーホルダーやクリアファイル、ポストカードの販売も行われます。

117系は国鉄時代に「新快速」用として開発された車両。1980(昭和55)年にデビューし、京阪神地区などで活躍しました。1986(昭和61)年までに216両が製造され、国鉄分割民営化後はJR東海とJR西日本に継承されています。

新快速としての運用から退いた後も長く活躍し、最後に残った岡山エリアでは2023年7月22日に新型の227系500番台「Urara」がデビューするまで定期運行を続けていました。

今回京都鉄道博物館に入る117系は、これまで吹田総合車両所で保存されていた国鉄色の車両です。7月16日に行われた「吹田総合車両所車両撮影ツアー」では「最終展示」と銘打たれており、鉄道ファンの間ではその後の行方が注目を集めていました。

これをもって京都鉄博の収蔵車両は54両となります。

【関連記事】

  • クハ117系(国鉄色)の展示は今回が最後に 「吹田総合車両所車両撮影ツアー」7月開催
  • 岡山・備後エリアの新型227系「Urara」22日岡山駅で出発式開催 国鉄型の117系は定期運行終了
  • なぜ京都鉄道博物館からカニは去るのか 誰もが納得する理由とは
編集部おすすめ