N700S「個室」内装イメージ(画像:JR東海)

JR東海は17日、東海道新幹線「N700S」車両の一部にグリーン車よりも更に上質な設備・サービスを備えた個室を導入すると発表しました。

「高いプライベート感・セキュリティ環境を備えた完全個室タイプの座席」ということで、具体的には次のような設備の導入が検討されています。

・個室専用のWi-Fi
・レッグレスト付きのリクライニングシート
・照明(明るさ)・空調(風量)・放送(音量)を個別調整可能

利用者層としては「オンラインなどの打ち合わせを気兼ねなく行いたいビジネスパーソン」なども想定されますが、プライバシーを重視される方や周囲に気兼ねなくくつろぎたい旅行者など、様々な層・利用シーンを想定しているということです。

サービス開始時期は2026年度中。1編成につき2室導入予定。JR東海によりますと設置場所については「デッキ部分などの業務用スペースを活用することも検討していますが、具体的な設置場所は引き続き車両設計を含めて固めていく」とのことです。

その他の設備仕様やサービス内容、運転区間、価格等については今後順次発表される予定です。

JR東海は2022年10月に同社が目指す「鉄道の将来像」や主要な取り組みについて発表しており、その中で「グリーン車の上級クラス座席」が検討されていました。