広島市の新交通システム「アストラムライン」で開業当初から走り続けてきた初代車両6000系が、5月18日の最終列車をもって引退します。
運行開始から約30年、新型7000系への置き換えが完了し、長い務めを終えることになりました。
6000系の車体には感謝を込めたメッセージラッピングが施され、車内には沿線の小学生が描いた写生画やポスターなどが掲出されています。社員は記念ネックストラップとカードを着用し、乗客一人ひとりに感謝を伝えています。
ラストランに合わせて、広島市の複合施設「HiroPa」内の「kiondひろしま」では、6000系の歩みを振り返る展示会を4月26日から開催しています。また、引退記念グッズや車両部材を使用したアップサイクル商品の販売も予定されています。
6000系車両は、1992年1月に車両工場で製造が始まり、1993年7月には最初の01編成が車両基地に搬入されました。1994年8月には営業運転が始まり、6000系は市民の足として活躍し、親しまれてきました。
特設サイトでは思い出エピソードや労いのメッセージなどを募集しています。