大井町駅周辺が再開発で激変!大井町トラックスと連携の品川区新...の画像はこちら >>

大井町駅周辺の風景が、これから大きく変わろうとしています。2025年11月、東京都品川区の新しい総合庁舎の建設が本格的に始まりました。
開業を控える大規模再開発「大井町トラックス(OIMACHI TRACKS)」とも隣接・連携し、新たな行政と賑わいの拠点が誕生します。
総額約685億円(工事費)を投じ、2029年9月の利用開始を目指す新庁舎。最大の特徴は、徹底した「防災機能」と「環境性能」の両立です。この記事では、動き出したビッグプロジェクトの詳細と、新庁舎が備える次世代の機能について解説します。

大井町トラックスに隣接し整備される品川区新庁舎

大井町駅周辺が再開発で激変!大井町トラックスと連携の品川区新庁舎がついに着工!2029年9月開庁の防災エコ庁舎の全貌
大井町駅前に2026年3月に誕生する「大井町トラックス」のイメージ

大井町駅周辺では、大井町駅直結でJR東日本グループ進める大規模な再開発「大井町トラックス(OIMACHI TRACKS)」は、2026年3月に街びらきを迎える予定です。
商業施設や映画館、ホテルなどが入るほか、駅から続く新しい広場空間が整備されます。この地区はかつて国鉄の車両工場や社宅があった場所で、鉄道の歴史を受け継ぎながら、現代的な都市空間へと再生が進んでいます。

【関連記事】品川の隣駅・大井町駅前が大変身!【工事進捗状況レポート】26年3月開業「OIMACHI TRACKS」、再開発の全貌解説(東京都品川区)  https://tetsudo-ch.com/13013983.html 

大井町駅周辺が再開発で激変!大井町トラックスと連携の品川区新庁舎がついに着工!2029年9月開庁の防災エコ庁舎の全貌
東急線の北側に「大井町トラックス」と「品川区品川区新庁舎」が整備されます

歩行者デッキで大井町トラックスや大井町駅と接続

品川区の新庁舎は、大井町トラックスと同じ広町地区の西側に新たに整備される計画で、2025年11月に起工式が行われました。新しい庁舎は、地上14階、地下2階の構造で、延べ床面積は約6万800平方メートル。1968年に建てられ、老朽化が進む現在の庁舎の東側に位置する、約8340平方メートルの敷地に建設され、2029年9月の利用開始を目指すということです。(この記事のTOP画像が、新庁舎の外観イメージです)

品川区では、長年の使用による建物の劣化や、バリアフリー対応が十分ではないことを課題としてきました。区は新庁舎の検討を進め、基本計画を策定。さらに、段差の解消や視認性の向上など、利用者に配慮した設計を進めてきました。

大井町駅周辺が再開発で激変!大井町トラックスと連携の品川区新庁舎がついに着工!2029年9月開庁の防災エコ庁舎の全貌
大井町トラックスの東側に隣接する、品川区新庁舎

新庁舎の大きな特徴が、広域的な動線の改善です。

「大井町トラックス」と歩行者デッキで接続される計画で、JRや東急線の大井町駅方面から、階段を使わずに庁舎へアクセスできるようになります。周辺との高低差が大きい地区において、誰もが利用しやすい動線の確保が課題となっていましたが、この歩行者デッキの整備により、駅から庁舎までの移動がよりスムーズになる見込みです。

駅から品川中央公園へのみどりのネットワークを形成

新庁舎は、日当たりのよい南側を中心に、緑化スクリーンで覆われる建物になります。「みどりの拠点」であるしながわ中央公園が西側に隣接しており、新庁舎敷地内でもまとまった緑のオープンな空間が整備される計画です。

大井町駅周辺が再開発で激変!大井町トラックスと連携の品川区新庁舎がついに着工!2029年9月開庁の防災エコ庁舎の全貌
品川区新庁舎周辺の広場などの整備イメージ

新庁舎は、エネルギー消費を抑えた「ZEB Ready」の認証取得を予定。屋上や壁面には太陽光発電パネルが設置され、建物全体で消費するエネルギーの削減に取り組み、蓄電池の活用や自然換気システム、温度変化に強い外壁構造など、省エネと快適性の両立を図るとしています。

また、地震の揺れを大幅に低減する免震構造を採用し、災害時にも業務を継続できるよう計画されています。非常用発電機は高い位置に設置し、浸水への備えを強化。停電時でも、照明や空調の一部、エレベーターの運転を維持できるよう設計されていて、災害対応拠点としての役割を担うとしています。一方、館内には帰宅困難者を受け入れるためのスペースも確保される予定で、食料や水などの備蓄も行われ、避難経路の明確化や、吹き抜け部分に防火シャッターを設置するなど、安全性を高めた構造が検討されているということです。

JR東日本が進める広域品川圏の南の拠点「大井町駅」

JR東日本グループは、浜松町から大井町までの一帯を「広域品川圏」と位置づけ、国際的な競争力を高める都市開発の拠点として計画を進めています。今後は、リニア中央新幹線や羽田空港アクセス線の開業を見据え、より広いエリアで街づくりが加速する見通しです。
そういった意味でも、駅近隣の品川区新庁舎の再整備は、周辺の人の流れを、大きく変化させる街の開発となるでしょう。

大井町駅周辺が再開発で激変!大井町トラックスと連携の品川区新庁舎がついに着工!2029年9月開庁の防災エコ庁舎の全貌
大井町駅から歩行者デッキで大井町トラックスと接続へ

「100年に一度」とも言われる再開発が進む大井町エリア。2026年3月の「大井町トラックス」街びらきに続き、2029年にはこの新庁舎が完成することで、街の機能と景観は一変します。
行政手続きの場としてだけでなく、災害時の頼れる拠点として、そして環境都市・品川のシンボルとして。新しい庁舎は、区民の暮らしと安全を支える重要な役割を担うことになります。今後の工事の進捗と、変わりゆく大井町の姿から目が離せません。

鉄道チャンネル編集部
(旅と週末おでかけ!鉄道チャンネル)

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