南海電鉄は株式会社NOTEとの協働により、九度山駅と高野下駅の駅舎をリノベーションします。
“かまど”で炊いたおにぎりを提供


九度山駅では駅とその周辺を一体的にリノベーションし、「おにぎりスタンド」を整備します。ホームから見える店内に”かまど”を3台設置し、かまどで炊いたおにぎりなどを提供。

さらに駅舎横の倉庫をリノベーションし、かつて南海電鉄で活躍した電車の部品や難波駅に設置されていた路線図を内装として活用。列車と九度山の景色、両眺望が特徴のデッキをホームに隣接して整備します。
名称は「くど」。京ことばで「かまど」を意味する「おくどさん」と「九度山」を組み合わせて命名。11月初頭の開業を目指します。
関西初の駅舎ホテル

高野下駅の駅舎は大正建築の近代化産業遺産。これをリノベーションし。全国的にも珍しく”関西初”となる「駅舎ホテル」をトレッキング拠点として整備します。
のどかな自然に囲まれた客室から不動谷川やホーム、列車を眺めることが可能。内装にはかつて南海電鉄で活躍した電車の部品を使います。
名称は”the EXPerience station inn Koya-shita(仮称)” 開業時期はこちらも2019年11月初頭予定、運営は株式会社キリンジに委託します。
目的は高野山エリアへの誘客と回遊性の向上
南海電鉄は中期経営計画「共創136計画」において「インバウンド旅客をはじめとする交流人口の拡大」を掲げ、「インバウンド需要のさらなる獲得」や「訪れるべき場所の創出」に向けた各種取組みを推進しています。
今回の駅舎のリノベーションもその一環。
鉄道チャンネル編集部