米韓合同軍事演習中の韓国空軍の戦闘機が6日、ソウル郊外・抱川市の住宅街に誤って爆弾8発を投下し、15人が重軽傷を負った。タイ外務省によると、そのうち4人がタイ国籍で、1人は手足に重傷を負ったという。


マティチョンの報道によると、外務省のニコンデート報道官は、韓国・ソウルのタイ大使館から、負傷者のうち4人がタイ国籍だと連絡があったと公表。1人は手足に重傷を負い、7日に市内の病院で手術を受ける予定。

タイ人の医療費は韓国当局が負担する。軽傷の3人はすでに宿泊先へ戻ったという。

韓国空軍によると、KF-16ジェット戦闘機2機が、建物や橋の破壊に使用する爆弾MK82を誤って投下。パイロットが誤った座標を入力したため、指定射程範囲外へ落下したと明らかにした。

抱川市はソウルの北東約40キロメートル、北朝鮮との国境から南に約25キロの位置。

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