タイ運輸省は26日、米連邦航空局(FAA)がタイの航空安全基準の格付けをカテゴリー1(CAT1)に正式に格上げしたと発表した。タイは2015年、カテゴリー2に格下げされていた。
タイ政府広報局によると、CAT1への格上げにより、タイの航空会社は米国やFAAの安全性評価を参考にしている日本、韓国、香港などへの新規路線の開設・増便が可能となる。また、タイ人パイロットはCAT2分類のため外国の航空会社での雇用を拒否されていたが、今後は雇用機会が増えるという。
同局は、CAT1への復帰がタイの航空安全基準への信頼を高め、航空産業による経済活性化に役立つとしている。