アウンコンサルティング(本社:東京都千代田区)が公表した、世界14カ国・地域の親日度・訪日意欲に関する調査によると、日本について「大好き」「好き」と回答したタイ人はそれぞれ43.5%と55.6%に上り、合わせて99.1%に達した。

同社によると、タイ人が挙げる日本への好感度の理由として多かったのは、1位:日本食(24.03%)、2位:四季の風景・自然(22.93%)、3位:治安が良い(14.36%)、4位:商品の品質が良い(13.26%)、5位:歴史・文化(12.71%)だった。

訪問したい都市では、1位:東京、2位:大阪、3位:北海道、4位:福岡、5位:京都。

訪日時の不安点については、1位:店員との会話が通じない(16.32%)、2位:地震等の災害(14.24%)、3位:道路標識が分からない(11.46%)、4位:公共交通の乗り方(10.07%)、5位:Wi-Fiなどの通信環境(6.94%)だった。

観光地の情報源は、1位:グーグルマップ(22.62%)、2位:観光協会や観光局のサイト(14.43%)、3位:SNS広告(14.10%)、4位:トリップアドバイザーなどの旅行情報プラットフォーム(13.44%)、5位:検索エンジン(12.13%)。

全体では、14カ国のうち10カ国以上で、日本について「大好き」「好き」と回答した人が約90%超の高水準となった。インドネシアとフィリピンは、前年に続き100%を記録。引き続き極めて高い好感度を維持した。特にフィリピンでは、日本との貿易・ODA(政府開発援助)・人的往来などの交流が、継続的な好印象の背景になっているという。

同社は2025年5月8日~2025年5月13日、韓国・中国・台湾・香港・タイ・シンガポール・マレーシア・インドネシア・フィリピン・ベトナム・インド・オーストラリア・アメリカ・イギリスの20歳以上の男女を対象に調査を実施した。

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