駐タイ・イスラエル大使館は7日、2023年10月の武装組織ハマスによるイスラエル攻撃以来、行方不明になっていたタイ人のナッタポンさん(35歳)の遺体を発見したと明らかにした。ナッタポンさんは消息不明になったタイ人人質の最後の1人だった。
タイラットなどの報道によると、イスラエル軍(IDF)は、イスラエル保安局(ISA)が収集した情報を元に、人質・行方不明者を捜索。6日にガザ南部ラファ地区からタイ人労働者のナッタポンさんの遺体を収容し、イスラエルに移送したと発表した。
ナッタポンさんはプレー県に住む家族を支えるため、イスラエルで農業に従事。2023年10月7日、国境近くのニル・オズ・キブツで、パレスチナ武装組織のムジャヒディン旅団に拉致された。ナッタポンさんは拉致後、初期段階で殺害された可能性が高いという。
同地域では攻撃により、住民117人が死亡。住宅の60%が破壊された。