日本政府観光局(JNTO)が20日発表した訪日外客数(推計値)によると、2025年7月に日本を訪れたタイ人旅行者は、前年同月比9.1%減の4万8600人だった。
JINTOによると、夏場は訪日需要が落ち着く時期で、経済の不透明感から海外旅行需要も低迷し、訪日外客数は前年同月を下回った。
7月の訪日外国人旅行者数は、前年同月比4.4%増の343万7000人で、7月として過去最高を記録した2024年の329万2602人を上回った。
東南アジアなど一部市場では、夏場は訪日需要が落ち着く時期だが、東アジアや欧米豪・中東を中心に多くの市場でスクールホリデーに合わせた需要が高まった。中国、台湾、インドネシア、インド、米国、フランスを中心に訪日外客数が増加した。
国別では多い順に、中国97万4500人(前年同月比25.5%増)、韓国67万8600人(同10.4%減)、台湾60万4200人(同5.7%増)、米国27万7100人(同10.3%増)、香港17万6000人(同36.9%減)。