タクシン・シナワット元首相は8日午後2時頃、プライベートジェットでシンガポールからバンコクのドンムアン空港に到着した。一時は亡命説が浮上していたが、宣言通り9日の裁判までに帰国した。
現地報道によると、タクシン氏は7日夜、ドバイからシンガポールへ移動。タクシン氏が乗ったプライベートジェットは8日午後1時45分、タイ領空のタイ湾上空に入り、午後2時55分にドンムアン空港へ着陸した。
タクシン氏は4日、健康診断のためシンガポールへ出発。空港での出国審査に時間がかかり、シンガポールのプライベートジェット専用空港の閉鎖時間に間に合わず、行き先をドバイへ変更。タイ国内では亡命説が浮上していた。
タクシン氏は、服役中に優遇を受けたとされる「14階事件」の裁判の判決が9日に出るため、8日までに帰国するとソーシャルメディアに投稿していた。