日本政府観光局(JNTO)が17日発表した訪日外客数(推計値)によると、2025年8月に日本を訪れたタイ人旅行者は、前年同月比2.4%増の3万5500人だった。

JINTOによると、夏場は訪日需要が落ち着く時期であることや、経済の不透明感により海外旅行需要が低迷しているが、バンコク~羽田便の増便や祝日の影響で、訪日外客数は前年同月を上回った。

8月の訪日外国人旅行者数は、前年同月比16.9%増の342万8000人で、8月として過去最高だった2024年の293万3381人を上回り、過去最高を更新。同月として初めて300万人を超えた。

引き続き訪日旅行の人気は高く、前月に続き東アジアや欧米豪・中東を中心に多くの市場でスクールホリデーに合わせた訪日需要が高まった。中国、台湾、インドネシア、ベトナム、米国、ドイツを中心に訪日外客数が増加した。

国別では多い順に、中国101万8600人(前年同月比36.5%増)、韓国66万900人(同8%増)、台湾62万700人(同10%増)、香港22万6100人(同8.3%減)、米国19万4500人(同11.7%増)。

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