タイ陸軍第2軍管区本部は25日、カンボジア軍が24日に東北部シーサケート県カンタララック郡カオプラウィハーンの向かい側の射撃陣地に、重火器や戦車を配置したと報告。アヌティン・チャーンウィラクン首相兼内務相は、「第2軍管区に対応方法のゴーサインを出した」と話した。


現地メディアによると、国境付近では、カンボジア軍によるタイ軍の偵察と挑発行為が続発。24日午後9時前、東北部スリン県パノムドンラック郡の国境周辺に駐屯していたタイ兵士は、有刺鉄線近くて銃声1発を確認。有刺鉄線から100メートル以内に5つの明かりを感知し、タイ軍駐屯地に向けた銃声3発も確認した。25日午前2時50分には同郡ターミアン町の有刺鉄線付近で、パトロール中のタイ兵士が爆発音を確認した。

一方、東部トラート県のボーライウィッタヤーコム校は26日、国境付近で緊張が高まっているとして、学生や教師らの安全を考慮し、同日から休校すると発表。追って通知するまで授業を一時的に停止する。

編集部おすすめ