タイのイッティポン・ケオティップ新法務長官は、2015年の韓国テレビ局のインタビュー中に王室を中傷する発言をしたとして、国王不敬罪の罪で起訴されたタクシン・シナワット元首相に刑事裁判所が下した無罪判決について、21日までに検察に控訴するよう指示した。

クルンテープ・トゥラキットの報道によると、刑事裁判所は8月、タクシン氏の発言には王室を中傷する内容は含まれておらず、一部の軍高官とクーデターを批判したのみだったと判断。

タクシン氏に無罪判決を出した。当時の検察総長だったイッティポン氏が委員長を務めていた検察委員会は、8対2で控訴しないと決議していた。

タクシン氏は韓国メディアのインタビューで、妹のインラック・シナワット元首相を追放した2014年のクーデターを枢密顧問官らが支持したと非難した。

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