タイ政府は1日、洪水被災地の南部ソンクラー県、サトゥーン県、パッタニー県の2万6571世帯に、総額2億3900万バーツ超の支援金を銀行口座に振り込んだと発表した。政府は11月30日時点で170人としていた死者数を、1日時点で140人と修正した。


カオソッドの報道によると、ラーマ10世(ワチラロンコーン国王)は、洪水犠牲者の遺族を支援するため、私財から各家庭に2万バーツを援助。

ソンクラー県のハートヤイ当局は、ウータパオ運河に架かる橋に放置された10台以上の車両を撤去。援助物資の輸送と被災地への緊急アクセスを円滑にするため、橋の機能を回復したと明らかにした。

一方、現地で活動中のボランティアは、ハートヤイ市第8地区の状況を「深刻だ」と報告。バンコク・コミュニティ・ヘルプ財団はフェイスブックに、「住民は必死に食料を探している。浸水した食品工場や、8日間水没していた道路から食料を掘り起こして食べようとしている」と投稿した。

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