トヨタ・モーター・タイランドの11月30日発表によると、2025年10月の国内販売台数は4万7032台で、前年同月比24.8%増加した。増加は7カ月連続で、同社は「自動車業界によって明るい兆しを示している」としている。


同社によると、乗用車は同24%増の1万9291台。商用車市場は改善し、同27.8%増の2万7741台。1トンピックアップトラックは同1.7%増の1万3572台。

ハイブリッド自動車(HEV)は同69%増の1万2329台で、1~9月の累計販売台数は11万4701台。電動車(xEV)市場全体の51.4%を占めた。

1~10月の累計販売台数は、前年同期比3.9%増の49万5001台。このうち乗用車は40%、商用車は60%以上を占め、商用車がタイ市場を牽引した。

トヨタは同期間、累計18万6148台を販売。市場シェアは37.6%で、前年比201%増加した。ヤリスATIV(4万5902台)とハイラックスREVO(5万402台)が牽引した。

11月末に第42回モーターエキスポが開幕。年末商戦を控えた消費者の買い控えの影響で、11月の自動車市場は安定を維持すると予測。

一方、融資拒否率の高さが消費者心理と購買力を圧迫している。プラス材料は、非銀行系金融機関にも融資保証を拡大する「倉庫保証付きピックアップトラック」措置で、中小企業の資金調達手段が増えるという。

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