在タイ日本国大使館は9日、カンボジア国境にあるタイ東北部シーサケート県、スリン県、ブリラム県、ウボンラチャタニ県に加え、東部サケーオ県の国境地域4郡とトラート県4郡でも避難指示が出されたとして、注意を呼び掛けている。

同大使館によると、今後も新たに避難指示が出る可能性があるため、当局の指示や誘導に従うよう求めている。

タイでは7月、カンボジア国境で両国の軍が衝突。10月末から停戦合意を結んで武装解除などを進めていたが、今月7日に再び戦闘が発生。国境付近は急速に緊迫化している。

外務省は7月以降、シーサケート県、スリン県、ブリーラム県、ウボンラーチャターニー県、サケーオ県、チャンタブリー県、トラート県のカンボジア国境から少なくとも50キロメートル以内について、海外安全情報の危険レベルを3「渡航中止勧告(渡航は止めてください)」に引き上げている。

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