タイ軍第2軍管区は14日19時50分、カンボジア軍の弱体化作戦の一環として、東北部ウボンラーチャターニー県のチョンメック国境検問所を経由したラオス向け燃料・軍事物資の輸出を禁止すると命じた。

公共放送PBSなどの報道によると、命令は15日0時から有効。

タイ軍がカンボジア軍の弱体化のため、タイ湾を経由したカンボジア向け燃料・軍事物資輸送を禁止する命令を受けた措置。

タイ・ビルマ鉄道のウェブサイトは14日、同国境検問所で通関待ちをしている石油タンカー約80台の写真を公開。1台5万リットルの燃料を積載している場合、通常より多い合計約400万リットル以上になり、余剰燃料がカンボジア北東部に流入する可能性があると指摘した。

また国防省はラオス向け燃料・軍事物資の禁輸措置についてラオスに謝罪。ラオス国民に影響を及ぼす可能性があるが、タイはラオス国民に苦難を与える意図は無いと強調した。

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