バンコク近郊のスワンナプーム国際空港付近(中部サムットプラーカーン県バーンプリー郡)で20日夜、複数の住民がドローンとみられる飛行物体数十機を目撃。当局は警戒を強めている。

航空便への影響は無かった。

カオソッドなどの報道によると、地元住民の1人は、同日19時半頃、群れをなして飛行するドローンに似た物体を目撃。驚いて写真と動画を撮影し、拡大してみると、数台の機体を確認した。住民は「この地域でこんなに多くのドローンを見たことがない。怖かった」と語った。期待の大きさは大型で、小型のドローンには見えなかったという。

別の住民は、バーンナートラート通り付近から飛来し、ノーンプルー地区に向かって移動したと証言。この地域で見るのは初めてで、自身の身の安全が心配だと話した。

警察や地方自治体、治安機関は緊急会議を招集。空港周辺地域でドローンを発見した場合の緊急対応計画を策定したとの報道がある。タイ空港公社は監視を強化。法律では空港周囲9キロ以内のドローン飛行を禁止しているが、現時点で飛行物体がドローンだと確認出来ていないという。

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