タイ東部サケーオ県では、21日からカンボジア軍によるBM-21多連装ロケット砲による攻撃が続いている。22日には180発以上の攻撃があり、国境沿いのコークスーン郡で数軒の家屋や穀物倉庫に着弾。

民間人7人と警官1人が重軽傷を負った。

プラチャーチャート・トゥラキットなどの報道によると、タープラヤー郡のタイ軍基地にも重火器による攻撃があり、タイ兵士1人が死亡した。タイ空軍はF16戦闘機を展開し、カンボジア側の軍事標的を攻撃した。

国防省報道官のスラサント・コンシリ海軍大将は、「第2軍管区(東北部)地域での衝突が減少し、第1軍管区(バンコクを含む中部)に集中しているようだ」と説明。コークスーン郡とタープラヤー郡の住宅に大きな被害が出たと報告した。

タイ空軍はF16戦闘機を展開。カンボジア軍が狙撃陣地などに使用していた詐欺ネットワークの建物などを攻撃した。

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