タイ警察は25日、東北部ウドンターニー県ムアンウドンターニー郡のシークンムアン寺院で、「罪を償いに来た」として座り込んで泣いていた日本人の男を拘束した。

カオソッドの報道によると、ウドンターニー警察は、同寺院で不審な外国人男性が座り込み、泣いていると通報を受けた。

観光警察と地元警官が現場に向かったところ、黒いスーツ姿の日本人の男(38歳)を発見。警察が所持品を調べたところ、カバンの中から大麻の小袋や喫煙器具を発見した。

男は取り調べに対し、自らの罪を清めるために寺に来たと供述。飲酒後や口論した後は、ストレス解消のために定期的に大麻を吸い、昨晩も吸ったばかりだと話した。調査の結果、男はアパートで窃盗事件を起こし、保護観察中だった。

男は警察に連行される前に、床にひざまずいて僧侶に謝罪した。僧侶は、二度と罪を犯さず、自らの行動に責任を持ち、今後の後半で事情を説明するよう促した。

僧侶は警察に、男が3日連続で寺院に来て、聖なる樹の下に座ったり、ひざまずいたり、泣いたり、僧侶の後をついて境内を歩いたりしたと話した。男は英語を少し話し、ほとんどは日本語だったという。当初、特に警戒することは無かったが、男が動揺した様子で立ち去ろうとしないため少し驚き、警察に事情を聴いて欲しかったと話した。

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