タイとカンボジアの総合国境会議(GBC)は、25日に2回目の会合を終えた。タイ側は従来から主張していた、地雷撤去の協力など停戦3条件を提示。

カンボジア側はこれを拒否し、協議は行き詰まりを見せている。

公共放送PBSなどの報道によると、27日に両国の国防大臣による覚書締結が予定されているが、タイのナタポン国防相は、カンボジアがタイの停戦条件を拒否し続ける場合、閣僚級会合に出席しないと明らかにした。

アヌティン・チャーンウィラクン暫定首相は26日、国家安全保障会議の特別会議を招集し、カンボジアがタイの停戦3条件を拒否し続けた場合の対応策を検討する。

25日のGBC会合で、カンボジア側はタイの停戦3条件(先制攻撃したカンボジアによる停戦宣言、継続的な停戦、地雷除去活動への協力)を拒否。今月7日の武力衝突以来、タイ軍は国境の複数の係争地を占領しているが、カンボジア側はこれを衝突以前の状態に戻すよう要求している。

編集部おすすめ