タイ軍は29日、カンボジアが27日の停戦合意に違反し、ドローン250機をタイ国境地帯上空に侵入させたと発表。第2軍が28日夜に目撃したという。


公共放送PBSなどの報道によると、陸軍報道官のウィンタイ少将は、カンボジアと国境を接する東北部4県(ブリーラム、シーサケート、スリン、ウボンラーチャターニー)のチョンボク、チョンアーンマー、カオサッタソーム、サムテー、ドーントゥアン、チョンクラーン、タームアントム寺院、チョンサーイタグーでの目撃情報を報告。

「挑発行為であり、緊張緩和措置に違反するものだ。27日の一般国境委員会(GBC)会議の停戦合意違反でもある」と批判。カンボジアが挑発行為を続ける場合、停戦監視期間の72時間後に捕虜のカンボジア兵士18人を帰還させる計画を再検討する可能性があると話した。停戦監視期間は、30日正午(現地時間)に終了する。

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