米国はこのほど、サンフランシスコ州のアジア美術館で展示していた菩薩像3体と仏像1体をタイに返還した。約60年前にタイから密輸されていた。


タイ政府広報局によると、タイのサービーダー・タイセート文化大臣は、4体の古代像は、東北部の特にムン川流域と、コラート高原の古代地域の繁栄を表わすもので、歴史的・考古学的に極めて価値が高いと説明。当時の民衆の仏教信仰と、高度な金属加工技術がうかがえるという。

古代像は、東北部ブリーラム県チャルームプラキアット郡にある、カオ・プライ・ブッ・プラサート遺跡から略奪され、イギリスの美術商の手に渡り、米国に密輸された。タイと米国は、2018年から古代像の返還について協議していた。

サービーダー文化相によると、古代遺物29点がタイに返還される予定。米国から25点、欧州から4点で、米国は4月22日に工芸品4点をタイに返還する。

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