8日投開票のタイ下院選挙で、タイ貢献党は、長年の政治的拠点だった北部チェンマイ県の全10選挙区で敗北した。同県は、収監中のタクシン・シナワット元首相の地元だが、2023年の前回選挙でも獲得議席は2議席に留まっていた。


公共放送PBSなどの報道によると、選挙管理委員会の9日8時40分時点(開票率92.83%)の暫定開票結果で、人民党は前回より1議席少ない6議席、クラータム党は4議席を獲得した。

タイ貢献党は、2023年の総選挙では、第5選挙区(メーテーン、カンラヤーニワッタナー、サムーン、メーリム)と第10選挙区(ドーイタオ、オムゴイ、ホード、メーチェム)で勝利したが、今回は全選挙区で議席を落とした。

同党は、2005年と2011年の選挙で10議席を獲得した。

一方、チェンライ県の第3選挙区では、9回当選のタイ貢献党候補がクラータム党候補に敗れた。第4選挙区では、3回当選のタイ貢献党候補が、クラータム党候補に敗れた。

ナーン県でも2023年はタイ貢献党が全選挙区で勝利したが、第1選挙区から第3選挙区まで、人民党やクラータム党に敗北した。

タクシン元首相は昨年9月、2023年8月の最高裁判所による実刑判決後、病気を理由に病院で刑期を過ごして収監を回避したのは違法だとして、禁錮1年の有罪判決を受けた。

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