タイ北部チェンマイ県の大気汚染が危機的状況にある。ホットスポット(火災発生地点)が急増し、特にチェンダオ郡の保護林地域に集中。

大気汚染レベルは1立方メートル当り600マイクログラムまで上昇。チェンマイ大学の医師らは、死者が出る可能性もあると警告している。

プラチャーチャート・トゥラキットなどの報道によると、世界の大気質監視アプリIQエアの大気汚染ランキングで、チェンマイ県は1日午前7時、世界ワースト1位にランクイン。空気質は「非常に不健康」と分類された。

3月31日のチェンマイ県のPM2.5濃度は、政府の安全基準値(1立方メートル当り37.5マイクログラム)を大幅に超え、健康に害のある「レッドゾーン(75.1マイクログラム以上)」に達した。

上位5地域は、1位:チェンダオ郡バーントゥンカオプワン病院(646マイクログラム)、2位:バーンオーン学園(558マイクログラム)、3位:バーンムアンガーイ病院(536マイクログラム)、4位:サムーン郡サムーン病院(490マイクログラム)、5位:チエンダオ郡バーンパーンフアン病院(469マイクログラム)。

チェンマイ大学のナレン医学部長は、PM2.5の有害な粉塵は、命に関わる可能性があると警告。チェンマイ県は、サムーン郡とホッド郡を森林火災の災害地域と宣言した。

火災発生状況システム(Warroom)の報告では、北部17県の累計5612カ所で火災が発生し、チェンマイ県が最多で1264カ所。

衛星画像によると、火災の多くはチェンダオ郡、プラオ郡、チャイヤプラカーン郡の保護林や山岳地帯に集中。複雑な地形が消火活動の障害になり、火災の拡大に繋がっているという。

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